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〜第2回「ゆうちゃん」〜


1975年4月25日、新潟県糸魚川市。
「おぎゃあ」と泣いたかどうかも
「まるまる太った元気な男の子ですよー。はは、お団子みたいー」
と言われたかどうかももちろん覚えてないけど
市内の病院にて生まれる。
とにかく生まれる。多分デブ。

名前の候補は2つ。
「ゆういち」か「ゆういちろう」
若い頃、あまりあだ名で呼ばれなかった勝三(親父)が、
将来「ゆうちゃん」と呼ばれるようにという願いもあって
「ゆう」にはこだわったらしい。
事実、この狙いは実に見事で、中学にあがるまでは
まわりからほとんど「ゆうちゃん」と呼ばれる事になる。

そんなこんなで「祐一」に決定。
今となれば「祐一郎」なんてのもかしこそうで
なかなかよかったなあと思えるが
いざ「田鹿 祐一郎」って書くと、なんというか
「郎」だけくっついてる感があるというか
なんか笑える。まあ100%イメージやけど。

まあとにかくこのあたりは
記憶というものがほとんど存在しない状態なので
全部家族から聞いた話なわけで。

・・・あ、そうだ。
多分これからもぼんがぼんが出てくると思われるので
一応、軽く登場(してくると思われる)人物の紹介など

「勝三」・・・おやじ 「朋子」・・・おかん
「安紀子」・・・おねえ
「末次郎」・・・おじい 「節子」・・・おばあ
  
その他の友人等は許可をとりしだい
遠慮なく実名を出していきます。
あー、それでも初恋の女の子とかは「Yちゃん」
とかにしそうなシャイな俺様(笑)。


・・・とにかくまあ聞いた話ばっかりで
進めて行くのもおもんないし、徐々に
記憶もシンクロしてくる時代に早いとこ行ってしまおう。
そして両親に聞かせてもらった事のなかで
ギリギリかすかな記憶として残っているのが、

「ゆうちゃん、大きくなったらどこ行くん??」
「こしえん」
「そこ行って何するん??」
「ぴっちゃ」

という2問2答。
これをアホみたいに繰り返していたのをかすかに覚えている。
多分幼稚園にあがる前、言葉も覚えたての頃だったかもしれない。
もちろん「こしえん」の意味も「ぴっちゃ」の意味も
理解はしていない。
でもそれからしばらくして「甲子園」という言葉を
初めて耳にした時に、めちゃくちゃ懐かしい感じがして、
なぜか作業場のからし色のカーテンがその瞬間、
映像としてフィードバックされていた事を考えると
記憶の片隅に残っていたということなんだろう。
「想い出フォルダ」はこの頃に新規作成されたのかも。



そんなこんなで幼稚園入園。
そしてここで、今現在も深く関わりをもついろんなものに
僕は出会う事になるのです。
「ボーイスカウト」「神社の舞楽」
「ヤマハオルガン教室」「お経」「友人」「恋心」
いろんなもの。
これらもこれからどんどん出てくると思われるので
とりあえず本人用キーワードとしても書いておきます。
ネタにつまってきたらここに戻ってつっつく、的な感じで。

そしてこの幼稚園、実は朋子の実家でもあり
本人もそこで先生をしていた(俺が入る前ね)経歴がある。
田鹿家からは直線距離にして50メートル。
親戚の家に通園するというのは
なかなかファンタスティックな経験だった。

そう。おかんが嫁いだ距離は50メートルなのだ。
そしてその頃の「じっか」という言葉の認識は
当然それ(50メートルぐらいの距離)だったので
例えばテレビドラマとかの夫婦ゲンカで
「実家に帰らせていただきます!」なんていうセリフを
女優さんが泣きながら言ってたところで
何の事かさっぱり意味がわからなかった記憶がある。
だってそーよなー、
50メートルじゃああんま意味ないもんなー。
あー、話がそれてきた。

まあ親戚の家に通園ってのは悪いもんではもちろんなく、
なんせ園長先生がおじいちゃんなわけやから気楽は気楽。
悪く言えば、緊張感がない、ってことになるかもしれんけど
まー幼稚園児ですからね。のびのびできて楽しかった。

幼稚園時代の僕は
今のイメージとちょっと違うかもしれんけど、
実はけっこうガキ大将で
先生方にいろいろ迷惑をかけていた。
ブロックの取り合い、水道の順番、滑り台でぶつかったとか。
なにかにつけてすぐけんか。
初めて鼻血を見てかなりびびったのもこの頃だ。
体型は変わらず細く、体力がずば抜けてあったわけじゃないけど
この頃のけんかなんてのは精神力が100%。
だって「泣いたら負け」なんやもん。
ようは自分が泣かなければ負けはない。
言いかえれば、相手を先に泣かしてしまえば勝ちなのだ。
体力差なんてほとんどないわけやから
「やられた時に反撃する気力」があればだいたい引き分け。
だから、その時泣かせなかった相手は今でもフルネームで覚えている。
そいつらとは中学、高校と同じ学校だったのだが
そのまま期待通りやんちゃぶりを発揮していた。

このあたりからじわじわ始まるやんちゃ物語は
実は中学1年ぐらいまで続く。
小学6年、中学1年にあった歴史的敗戦を機に
ぱったりとその道をあきらめる(笑)のだが
それはまだもうちょっと先の話。



その他といえば、
先生に恋したり、近所の娘に恋したり、
集合写真で変な顔して朋子を泣かせたり、
工作が何よりも好きだったりとかいろいろあるけど
また次回にしましょう。

そして、夢見がちな先生に
「バカか天才」
と言わしめた激動の小学生時代へと続く・・・

                         かしこ




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